健康であることの有難さ(1)

 健康な時には、健康であることの有難さがわからない。今年6月から体調を崩し、いろんな医者にかかった末に、パーキンソン病を宣告された。最初は不眠と脱力感、手の震えと自転車で時々倒れるようになったこと。ただの老化だと思っていた。

 趣味の一つの自転車に乗ることが怖くなったし、スピードが遅くなった。イベントを見に小田原城址公園まで行くのに、かなり余計な時間がかかるようになった。ママチャリに抜かれるようになると、さすがに違和感があった。相手は電動自転車かと、バッテリーの有無を確かめたりした。

 ちょっと横風が強いとハンドル操作に苦労するので、6月以降クロスバイクには乗っていない。健康を失うと、それに付随して失うものは大きい。